1/48 4号戦車H型(19)[タミヤ]

今回はウェザリングの続きです。

車体の下廻りの泥汚れの再現です。

バーントアンバーとローアンバーを使います。

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それぞれ似た色合いですが、アップにするとこんな感じです。

左のバーントアンバーは赤茶色という感じで、右のローアンバーの方が黒っぽいです。分かり難いかなあ。
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バーントアンバーを足廻り周辺や各部の奥まった部分に塗ります。

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その後、溶剤(ペトロール)を含ませた筆で絵具を薄く伸ばしながら馴染ませます。

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左側面の作業後です。

奥まった部分は残し目にして、均一にならないようにランダムに馴染ませます。

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右側面です。

全体的に残し過ぎのような気もしますが、これでOKにします。
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もう少し明るい泥の色を重ねても良いのですが、シュルツェンを取り付けると見えなくなるんで、これ位にしておきます。

 

次はキャタピラの色が明る過ぎて気になるんで、トーンを落とします。

黒っぽいローアンバーをキャタピラ全体に薄く重ねます。

作業前です。

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作業後です。

だいぶ良い感じで色が暗くなりました。

中央の予備キャタピラと似たような色になりました。

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最初は軽くウォッシングするつもりだったんですが、中々、良い感じなんで、拭き取らずにこのままにします。
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ちなみにローアンバーは水汚れ跡の再現に良く合う色なんで、引き続き、ローアンバーでストレーキング(水垂れ跡の再現)や水溜り跡汚れを施します。

砲塔側面ハッチ周りの水垂れ跡

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砲塔上面のキューポラやベンチレーター周り、取手の根元などにローアンバーを少し塗ります。
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溶剤で馴染ませた後です。

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車体シュルツェンの外側は上半分を中心に

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車体側は支持架の取付部から垂れたような感じで作業します。
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ここでトラブル発生です。砲塔シュルツェンですが、接着が弱い所があり、途中で外れてしまいました。

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これはまた後で復旧する事にします。

次は各機銃の仕上げです。

5Bの鉛筆で銃身部分を擦ります。

今回、初めて試しますが、雑誌等で良く紹介されている定番の手法ですね。

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作業前です。
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作業後です。
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正直、光の影響もありますが、あまり違いが分かりません。

次に砲塔の対空機銃にも試してみます。

作業前です。

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作業後です。
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こちらも違いが良く分かりません。

恐らく、下地がガンメタルグレイで、メタリック系の塗装だからでしょうか。

鉛筆を使う場合は、下地の塗装はブラックの方が良いかもしれません。

今後は下地をブラックにして試してみる事にします。

 

今回は、受領後、あまり日の経っていない完全な状態の車両という設定にしますんで、ウェザリングはこれぐらいの控えめにします。

 

ウェザリングが終了したんで、シュルツェン等を車体に取り付けますが、その前にシュルツェンを取り付けるとシュルツェンで隠れてクリアーが吹けなくなる側面に、先にフラットクリアーを吹いておきます。

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車体と砲塔の側面、下廻り、キャタピラに吹いておきます。

今回はこれで終了です。