1/48 タイガーⅡヘンシェル砲塔(6)[タミヤ]
サフ吹きが済んだので塗装に入ります。今回は塗装について、2点新たなチャレンジをしてみたいと思います。
一つ目は、ブラック&ホワイト法の導入です。
スペインのプロモデラーさんの書籍を参考にしました。
どのような塗装方法かとざっくり言うと、塗装の明暗やグラデーションを基本塗装以降の塗装で行うのではなく、基本塗装の前の段階で、影になる暗部からハイライトになる部分までを黒から白で、その中間を複数のグレイでグラデーション塗装し、グラデーションが透けるように薄く基本塗装を行なうというものです。
まず、塗装に入る前に黒から白の中間になる複数のグレイを調色します。
右から左に順に薄くなります。
右が白:黒が1:1、真ん中が白:黒が2:1、左が白:黒が13:0.5、で調色したものです。左はなかなか薄いグレイにならず白をどんどん混ぜていったら結果的にこうなりました。これでもまだサフのグレイより濃いです。
とりあえず、これで進めてみます。
まず、一番暗くなる部分にフラットブラックを吹きます。今回は全体的に薄めで吹きますので、塗料と溶剤を1:1.5で希釈します。
吹き付け後です。
塗装場所は奥の転輪、転輪類の取付部や裏側
各パネルラインやハッチまわり、各部の窪み部分
砲身の下側
となります。しかし、まだまだエアブラシが下手です。線状に吹く所など太さがバラバラなうえ、真っ直ぐ線が引けてません。
次は、2番目に暗い場所になるグレイ3を吹きます。
車体の下側の全面です。転輪は手前のもの、アイドラーホイール、スプロケットに吹き付けます。
次はグレイ2です。
車体上部の側面、各パネルラインやハッチのブラック周辺です。
車体前面装甲板は前照灯周辺、上部に吹き付けます。
砲塔は、砲塔側面の後面・上面のブラック周辺と砲身の側面です。
ここからは翌日の作業です。
次に、グレイ1です。
光の当たる明るく見える部分です。
砲塔の上面、側面、後面、砲身の上側です。
車体は、上面、前面装甲板、フェンダー上面です。
前部機銃の上側、リア泥除け、車体機関室上面ハッチです。
次に、光の強く当たる部分にハイライトとして、フラットホワイトを吹きます。
砲塔側面、上面、後面、砲身の上側
車体は、前部装甲板、上面、フェンダー上面です。
車体上面の機関室周辺でエアブラシで吹きにくい箇所は後で筆塗りします。
あとは、前部機銃の上側、機関室ハッチの丸い部分です。
次は、キャタピラの塗装です。
今回は、ダークアイアンとフラットアースを1:1で調色しました。溶剤と1:1で希釈してエアブラシで吹き付けます。
吹き付け後です。
やや土の色が強いめになりました。
今回はこれで終了です。