1/72 三式戦 飛燕(丁)(10)[ハセガワ]
今回は、主脚の組み立てからです。
現状はこんな感じです。
今後のスミ入れやウェザリングに備えて先に組み立てます。
パーツの接着部分のマスキングゾルを剥がして、
主脚柱にタイヤと主脚カバーを接着します。ちなみにこの時に画像を撮り忘れていて、画像はこの後のクリアー吹き後のものなんで、ツヤ有りの状態です。
次に、スミ入れやウェザリングの前段階として、ツヤ有りクリアーを全体に吹きます。これは塗装やデカールの保護と表面の円滑化のためです。
クリアーが乾燥したら、スミ入れです。
このあたりもいつも通りで、タミヤのスミ入れ塗料のブラックです。
スミ入れ後です。
これでスミ入れ塗料の乾燥を待ちます。
数日してから余分なスミ入れ塗料の拭き取りです。
ただ、今回は拭き取っている最中に、綿棒の先に付いたスミ入れ塗料がまた表面に付いて、その後、染みのようになって、いくら溶剤を付けても拭き取れないという事が何ヵ所かで起きました。
触れば触るほど染みが拡がるので、そうなったら出来るだけ触らないようにしました。
上の3枚の画像で所々にある黒い部分です。
クリアーがキチンと吹けていなかったんでしょうか?
仮にクリアーが吹けてなくても、溶剤を付けているんで、拭き取りきれずに薄く残るのなら分かるんですが、全く拭き取れないのは不思議です。
フラップ等のシルバー以外の部分はキチンと拭き取れたんで、シルバーの問題でしょうか?
以前に作製した五式戦では同じシルバーを使いましたがこんな事は起きなかったんで、原因が良く分かりません。
仕方がないんで、再度、このまま乾燥を待ちます。
翌日、黒い染みの部分をクロームシルバーでリタッチします。
各部をリタッチして、黒い染みを消しました。
次はウェザリングです。
まず、全体の塗装が単調にならないように、部分部分に油彩で変化を付けます。
左からコバルトブルー、アイボリブラック、ニュートラルグレイの3色です。
実物はこんな感じです。
ちなみに右端は違う目的で使うために出したネイプレスイエローです。
何ヵ所かコバルトブルーを点付けして、
ペトロールで湿らせた筆で、油彩を薄く伸ばします。
これでパネル毎に薄く青い色を付けて、変化を付けます。
作業後です。
次は同じ要領でニュートラルグレイを少しだけ、アイボリブラックをシルバーをリタッチした部分を中心に塗ります。
ニュートラルグレイは経年劣化でヤレた金属部分の再現です。
作業後です。
同じように機体上面も作業します。
まずはコバルトブルーを点付けし、
馴染ませた後、アイボリブラックを薄く塗り、
それぞれ馴染ませて、拭き取った後です。
結局、ニュートラルグレイはいざ塗ってみるとイメージが合わなかったんで、機体上面では殆ど使いませんでした。
あと、ネイプレスイエローは土埃の再現で使うつもりだったんですが、戦車と違い最前線で稼働している戦闘機に土埃が溜まる事はないかな。と思い直して、使うのを辞めました。砂漠の機体では無いですからね。
ウェザリングの最後にウェザリングマスターBのススを付けます。
排気管の後方と
主翼機銃の排気口周辺に付けました。
これでウェザリングは終了です。
画像では変化が分かりにくいものもありますが、今回はこれで終了です。